髙埜：そういう意味では、世間のみなさんがどう思っているかは気になりますし、プレッシャーでもあります。 その過程では、過去日本代表として戦ってこられたOB、OGあるいは裏方で支えてきた方、そしてファンやサポーターの方々など彼らの思いを丁寧にヒアリングします。日本代表2020のユニフォームは、「日本晴れ」がコンセプトです。

髙埜：最も大切なのは、日本を代表する選手たちが着用するユニフォームですので、イメージやブランドをしっかり表現できるものにしようということだと思います。 しかし、Jリーグ発足前年の1992年に初めての外国人監督としてハンス・オフトが招聘されて日本代表が本気でワールドカップ出場を目指すようになると、ユニフォームの色は再び「ブルー」に戻された。 これは日本が初めてワールドカップ出場を決めた”ジョホールバルの歓喜”の時のユニフォームで、そのシーンとのリンクがあるのだと思います。

1920年以来、オリンピック選手もアズーロのユニフォームで出場しています（６）。特にシャツの腕部分、パンツの腰部分にマーキングを入れる場合は大変助かります。 そういった部分も含めて良い評判は多く聞きますね。根幹の部分は変わらないしブレませんので、すんなりいくのかもしれませんね。髙埜：あしかけ１年半くらいはかけています。髙埜：コンセプト、デザインに関しては毎回そんなに難航しないですね。今回のモデルだとデザイン決定まではトータルでも6回、7回くらい。

それは今回のモデルに関わらず、過去のモデルでも同じことが言えます。髙埜：実は会議として集まる機会はそんなに多くないんですよ。髙埜：デザインに関しては、日本サッカー協会と日本代表のオフィシャルサプライヤーメーカーで話し合いを重ねて決めています。 アディダス ジャパンは1999年より日本サッカー協会とオフィシャルサプライヤー契約を締結し、日本代表ユニフォームを提供してきました。会社のサービスとしては、スポーツ関連のシューズ、ウェア、アクセサリー、スニーカーなどの開発や販売を手掛けてます。

それもユニフォーム製作に関わっている日本サッカー協会とオフィシャルサプライヤー両者で意識がきっちり共有されていることが大きいと思います。 ーーちなみに製作期間はどれくらいかかるんですか？ そして日本代表のユニフォームに相応しいと確信を持って、製作にのぞんでいます。例えば、各代表国チームや各クラブチームのサッカーユニフォームには、際立って独創的、革新的なデザインがあります。 　1930年大会で「初優勝」という好結果を残したこともあって、その後も日本代表のユニフォームには青が使われるようになった。

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